このドラマはよくできていますねえ。医療従事者側から見ていて違和感がありません。テキトーに作った医療番組って「普通この場面でこんなこといわないよなあ」とか「病棟を実際に運営する上で、登場人物(看護師)が少なすぎるんじゃないか」とか、「いくら急いでいたって、そんなに廊下を走ったりしないよ」とか、さまざまな違和感を感じるものです。しかし「風のガーデン」ではそのようなことが少ないです。
麻酔科医の白鳥が頻繁にベッドサイドに来て処置をするとか、二神という患者の娘が術後に白鳥を捕まえて問い詰めるとか(患者側は誰が麻酔を担当するかってほとんど関心が無いのでは?むしろ主治医を問い詰めるなら分かりますが・・・)、現実にはちょっと無理があるようなことですが、主役の特権と割り切りました。
第2話で、二神が黄疸をきたして再入院する場面では、顔は勿論ですが眼球も黄疸らしい色をしていました。どうやって色をつけたのでしょうか?
今気になっていることは、白鳥がタバコを吸うシーンが3回もあることです。今のご時勢、安易にタバコを吸うシーンは出さないようになっているはずです。サザエさんのマスオさんも以前はタバコを吸っていたのに、今では見事禁煙に成功したようです。今、アニメで堂々とタバコを吸うといえば・・・・ちびまるこちゃんのおとうさんくらいじゃないでしょうか?
主役のタバコシーン、何かの伏線になっているような気がしてなりません?